選んだのは、未完成な組織。悩みながら泥臭く努力する大人がかっこいいと思った。
小池 隆太
RYUTA KOIKE
サービスプロモーション事業部 2017年入社
GCストーリーに対して、こんな印象を持たれる就活生の方は多くいます。実はその内側には、「収益・事業の発展と幸せな組織づくりを同時に実現することで、世界のモデルになる」というビジョンを実現していくための熱さや強さ、そして苦悩を抱えています。
今GCストーリーで活躍するメンバーは、どんなことを考えて就活していたのか?どんな理由で入社を決めたのか?そして今、どんなことに悩んでいるのか?そんな本音の部分をお届けします。
2017年新卒入社のプロジェクトマネージャー・小池隆太さんにお話を伺いました。
「みんなで楽しむ」と「成果を出す」。原体験からどちらも諦めずに働く道へ
学生時代はどんなことを考えて就活していたんですか?
原体験として、中高サッカーをやっていた経験があります。
サッカーだと「楽しくサッカーすること」と「試合に勝つこと」を両立するって結構難しいんです。例えば自分たちが楽しくなくても、監督の指示を聞いていれば勝つことができる。二項対立的に語られることも多いけど、自分は「みんなで楽しむ」と「成果を出す」を両立させたいと思っていました。
会社に置き換えると、みんなが個人としても幸せになるし、事業などで社会に対しても頑張ろうとしている会社がいいと思っていました。
大学生になってからは、早く仕事がしたい、早く大人になりたいと思っていました。
コミュニティマネジメント支援をしているNPO法人で活動していて、多くの大人の方と関わる機会がありました。そういう活動をしてると「学生なのにすごいね」って言われるんです。それがすごく嫌でした。
ありがたいとは思うんですが、関係性が斜めな感覚がありました。早く社会人になって同じ土俵で働きたいとずっと思ってましたね。
大学生の自分と社会人の間に壁を感じていたんですね。
大学生のときに関わってかっこいいと思った人って、もちろん綺麗なことも話してたけど裏でめちゃくちゃ努力していたのも分かっていました。そんな社会人に憧れがあって、自分もそうなりたかったのかもしれないです。
組織としても、綺麗さだけがある組織はあまり魅力的じゃありませんでした。一見キラキラかっこよく見える人や組織でも、実態と見え方は全然違うと思うんです。
GCストーリーは、個人の生き方も社会に対する貢献も、泥臭く追求して頑張ってるなと共感しました。言葉としては「貢献のための成長」に表れている部分だと思います。
GCストーリーでは全社員が「パーソナルミッション」という人生の志を持っていますが、小池さんのパーソナルミッションは何ですか?
「やりたい」を「できた」に変える、です。
自分はベースですごくやりたいことがあるわけではないんですが、だからこそ「こうしたい」って人がいたらすごく応援したいと思ってるんですよね。
自分が成長することでできる仕事が増えて、結果的にいろんな人の「やりたい」を「できた」に変えることに繋がったらいいと思っています。
対象がお客さんだとしたら、お客さんの優秀な部下となり不安や悩みを取り除いて、「やりたい」を実現させたい。そのために何ができるか考えるのは性に合っています。
GCストーリーを選んだのは、社員がめちゃくちゃ悩んでいたから
GCストーリーはどんなきっかけで知ったんですか?
「働きがいのある企業ランキング」がきっかけです。当時所属していた団体で調べる機会があって、そこで知りました。個人の働きがいや幸せと、会社の成果やパフォーマンスが連動するというランキングの趣旨が自分とマッチしていると感じました。そこから99人以下の規模に絞って見つけたのがGCです。
なぜ99人以下に絞ったんですか?
アンケートの集計方法を考えると、会社規模が大きいほどコミットメントが高い人の意向が結果に影響してしまうと思ったんです。そうなると、100人未満で回答率が高い会社のほうが、社員の多くが働きがいがあると感じていると言えるんじゃないかなと思いました。
選考の過程で印象的だったエピソードはありますか?
当時座談会で話した社員がめっちゃ悩んでたんですよ。ロジカルでビジネス思考の人だったんですが、そのときは人間的に悩んでいました。
人との関わりあいの中で感情的になったり、一方で感情を押さえて理性的に考えたり、さまざまな気持ちと向き合う中で葛藤していました。
その人は当時新規事業の立ち上げに関わっていて、全然上手くいかないけどまずは、自分のできることをとにかく頑張り続けると話してくれました。現場での作業をやっていると聞いて、泥臭いと思いました。「大変なことをやっているけど、そこにすごく価値がある」「今ここで頑張る意味がある」と聞いて、悩んでもがいている感じがすごくいいなと思ったのを覚えています。
GCを選んだ理由は何だったんですか?
もう一社受け続けていた会社があったんですが、GCよりも綺麗なかっこよさだったんです。どっちに入るか、どっちの船を漕ぐ一員になるか考えたとき、GCストーリーはもっと良くできるのに、という感覚がありました。
当時も良くあろう、ゆっくりでも前に進もうと頑張っていたけど、もったいなさを感じました。個人の幸せと社会への貢献、どちらも頑張る姿勢は自分の目指す方向と同じだったし、綺麗な組織に入るよりは、頑張っている組織の目指す姿を実現させたい。今の自分の言葉で言うと「組織の”やりたい”を”できた”に変えたい」と思い、決断しました。
入社して4年。「楽しみながら勝つ」を追求し続けるために
入社して4年経ちますが、「みんなで楽しんで働く」と「成果を出す」を目指して上手くいったこと、反対に上手くいかなかったことはありますか?
入社してからずっと、やっぱり難しいなと感じていますね。
成果、売上には1年目からコミットしていて、2年目の終わり頃にはスキル的に一定できるようになった感覚がありました。ただ「みんなで楽しんで働く」は2年目から一緒に働き始めた後輩と上手くいかなくて、正直スキルもついたし辞めようかなと思ったこともあります。価値観の異なる相手だったし、しょうがないと思っていました。
そうだったんですね。そこからどんな変化があったんでしょうか。
コーチングを受けながら、全部自分の認識次第だと気がつきました。
自分の中で相手はこんな人、と決めつけてしまっていた部分がありました。改めて深く相互理解をしたときに、お互い大事にしたいことの一部は一緒だったり、良い悪いではなくただ違うんだと認識できたのがあります。そこから自分と相手の間に引いていた境界線が柔らかくなって、「2人の関係性をどうするか」に意識が変わっていきました。
本気でみんなで幸せに働く、いい組織を実現するなら衝突は避けられないんですよね。仲良しなだけがいい組織ではなくて、本音でぶつかって乗り越えていくしかないんだと実感したのがこのときです。
直近で、組織に対して課題感はありますか?
GCという組織や人が好きな人は多いけど、GCの仕事が好きで楽しんでいる人の割合ってそれに比べて下がると思うんです。
看板というニッチな業界で、ビジネスモデルも高次元です。そもそもプロジェクトマネジメントというスキルも難易度が高い。GCの強みを生かして事業を今後どう発展させていくかは、もっとみんなで考えていきたい部分です。
小池さん自身は仕事に対してどう思っているんでしょうか。
僕自身は仕事が楽しいし、面白いと感じています。
ビジネス構造上、多くの人と関わる仕事です。いろんな人と仕事ができるのが面白いですし、逆に難しさでもあります。自分の役割はプロジェクトマネージャーとして関わる人、ステークホルダーの幸せを実現することですが、当たり前ですが全員が幸せになるって難しいんですよね。
ただ、自分自身のプロジェクトマネジメントスキルを上げること、そしてお客さんやパートナーさん(看板職人の方々)たちと関係性ができてくると違ってきます。一緒にプロジェクトのゴールに向かって走ることができて、結果的に良い成果物が生まれます。その経験が楽しさや、やりがいに変わります。
最初は30件程度の規模が小さいプロジェクトでも、実力がつくと3000件の大きなプロジェクトもできるようになります。プロジェクトを実行する後工程だけではなく、企画を行う前工程から関わり提案できるなど、責任範囲が広がるのも楽しいですね。
考える範囲が個人からチーム全体、お客さんへと広がっている印象を受けました。
GCストーリーは「人間的な成長」と「スキルの成長」どちらも大事にしている組織です。後輩との一件で人間的な成長を体感してから、自分事と捉える範囲が広がっていきました。
スキル的な成長イメージはどの会社でもある程度描けますが、人間的成長のほうは予想できない部分も多いです。そこにGCで働き続ける面白さがあるなと思います。
自分は就活生の頃からどこか、ちゃんと泥臭さのある現実の中で生きよう、向き合おうと思っているところがありました。課題はたくさんあるけど、この組織で「みんなで楽しむ」と「成果を出す」の両立に挑戦して、成長し続けようと思っています。
小池 隆太
2017年入社
2017年新卒入社。全国の看板や什器設置のプロジェクトマネジメント業務を担当。従業員の幸せと事業の発展を同時に目指す考え方に共感し、多くの人に広げたいと思いGCストーリーに入社。2021年3月よりボードメンバーに。現在はプロジェクトマネジメント業務に加え、職人のネットワークを活かした新規事業開発に参画している。
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